金縛りにあった?!それは体も心も疲れすぎてるのかも・・・
突然、夜中に目が覚めて体が動かない・・・。一般的に「金縛り」として知られていますがそれらを経験したことはありますか?
中には体が浮く感覚がしたり、重いものが乗って苦しい感覚になったりと恐怖体験としてイメージしている方もいるかと思います。
金縛りは幽霊の仕業ではない??
自律神経のことを詳しく書こうと思ったら、「金縛りについて」になってしまっています笑
金縛りには幽霊の仕業など原因とされるものに様々なウワサがあります。
しかし、実はほとんどの場合は脳の誤作動によるものだということをご存知でしょうか?
そもそも「金縛り」って?
私たちは眠っている時に夢を見ます。しかし夢の中でとった行動は現実の行動として表れてはいません。
実際に夢の中で歩いていたとして寝ている間にその歩く動作をする人はほとんどいないはず。
これは脳が夢の中での行動を実際の行動として表さないように制御しているからと言われています。
脳からの「動け」という指令を遮断するシステムが働いているというわけです。
通常、ノンレム睡眠時にそのシステムが働きますが、まれに浅い眠りのレム睡眠時に作動し目覚めかけの状態で体が動かせなくなることがあります。
これが「金縛り」です。医学では「睡眠麻痺」という名称がついています。
「睡眠麻痺」の原因とは?
この睡眠麻痺の原因は、不規則な生活によっての睡眠の問題や身体的、精神的な「疲労」によるものと言われています。
運動をたくさんして体が疲れている時、強いストレスを受けた時など起こりやすいです。
また、ナルコレプシーなどの過眠障害のある人にもよく表れると言われています。
金縛りにあった時の対処法とは
夜中目が覚めたら、体が動かない・・・。ほとんどの人はそうなったら焦ってしまうと思います。
どうして?どうして?となんとか体を動かそうと必死に力をいれるでしょう。
しかし体は動きません。動く指令が遮断されているため動かないですし、声も出ない場合も多いです。
そして焦れば焦るほど体を動かすための指令を遮断するシステムは強く働くようになるため体がさらに重くなったり動かせそうだった部分もどんどん動かせなくなったりします。
金縛りにあった時の対処法として一番効果的なのは「今、体が動かないのはちょっと脳が誤作動を起こしているからだ。」と認識することです。
あとは、運動指令遮断システムが作動して動かないとしても一か所だけ動く場所があります。
それは「目」です。
「目」はレム睡眠の間でもせわしなく動いています。その仕組みを利用して意識して目を動かすことで早く金縛りから解けることがあります。目を動かすのも怖い場合は、まぶたでも構いませんのでぜひ試してみて下さい。