自律神経の状態をセルフチェックできる方法とは?
体の「元気度」を知るためにおなかを触って体の状態を把握することができます。
おなかには体の気の流れや自律神経の調整機能の状態が硬さとなって現れます。
おなかを柔らかくして心身ともに元気になりましょう!
どこをどう触るのか?
では、どこをどう触ってみればよいか。
おなかは上・中・下腹の3つに分けて触ります。
上/第12肋骨のすぐ下あたりの上腹部
中/おへそを中心にした真ん中あたりの中腹部
下/骨盤のライン、腸骨のラインより下の下腹部
まずは、それぞれのエリアを軽く押して弾力や柔らかさを確かめてみましょう。
おなかの弾力を確かめる方法
おなかの弾力、柔らかさを確かめる方法は簡単です。
仰向けに寝て膝を立てた姿勢になり、上・中・下のそれぞれのおなかの柔らかさを手で触ってチェックします。
各エリアの状態について知ろう
● 上腹部
上腹部の中心となるみぞおち部分が緊張していれば、体全体の緊張感が高まっているということです。張っているなと感じたら手を当てゆっくり呼吸してみましょう。
● 中腹部
おへそを中心とした中腹部は柔らかく、弾力があるのが良い状態です。おへその右上のところを右から左に向かって軽く押してみて硬いと感じたら、胃の動きが弱っているサインです。
● 下腹部
いわゆる丹田と言われている場所の中心が下腹部の中心であり、ある程度力が入っている、力が抜けないのが理想的な状態。
指で押してみて、スーッと抵抗なく入ってしまうようなら体調が悪かったり、精神的に落ち込んだりして体に元気がない状態が考えられます。
各エリアのゆるめ方
● 上腹部
鼻から吸って、鼻から吐く形で、吸うときは手で押し返すようにゆっくり圧力をかけながら、吐くときはおなかの圧力を抜いていきながら全身の力も抜きます。
3~4回行えば上腹部から全身へと緊張の緩みが感じられます。
● 中腹部
消火器が弱っている、食べ過ぎてしまったと感じている時は、おへそのすぐ上あたりを手のひらで触れて、皮を引っ張るイメージでわずかに右、上方向にずらしていきます。そのまま手を置いていると胃が動き始める感覚があるはずです。
● 下腹部
下腹部の緊張をとるためには上に書いた上腹部、中腹部を緩ませる方法が効果的です。
また、ゆっくり呼吸をするときに下腹部に向けて吸った息を送り込むようなイメージで呼吸をするのも効果的です。
ぜひ、試してください。